« GMC 予備ファンド用株式購入申請 他 | メイン | 大手国営企業 2009年に民営化 »

2008年08月05日

資産管理会社 続々設立

資産管理会社が間もなく活動を開始する。
数十社は国家銀行により認可を受けており、
外国投資局は資産管理会社の設立許可を促進。
銀行の設立は徐々に難しくなってきているが、
資産管理会社の設立は、金融市場との接点を増やす
一つの方法といえるかもしれない。

現在、ベトナムにある管理会社は16社。
そのうちの12社は石油資産管理会社、造船工業資産管理会社、電力資産管理会社、
Song Da 資産管理会社、セメント資産管理会社などの国営企業である。
外国資産管理会社は4社。いずれも外国に親会社を持つ。

資産管理会社の活動は銀行の活動に類似する。
自己資金を使用することができ、貸出や投資のために
機関投資家や個人投資家から資金を調達することができる。
金融・財政コンサルティング業務も可能だ。
銀行との違いは、精算業務ができないことと、1年以下の預金を
受け付けることができないこと。
設立や資金に関する条件も、銀行より緩く、
資本金が最低3,000億ドン(銀行は1兆ドン)あれば設立できる。

ベトナム資産管理会社は、親会社の直属か、親会社の出資があり、
主な役割は親会社や各企業のプロジェクト資金を調達・準備すること。
たとえば、Song Da 資産管理会社の主な任務は、
Song Da グループの国家投資資金を効果的に活用することである。
このため、大手国営企業や国営グループの資金力は、
これら資産会社の強みになる。

先日、ベトナム造船工業グループが、国債市場で7.5億ドンの資金を調達し、
同資産管理会社が資金活用の任務を請け負った。
各省業銀行は、この資金調達のために、資産管理会社と様々な交渉をした。
電力グループは資産管理会社を持たず、ベトナム造船工業グループほどの
資金供給はなかった。

ベトナム石有グループ(Petro Vietnam)も石油資産管理会社(PVFC)を設立。
設立後に350兆ドンもの案件を一任された。
PVFC単独の所有が不可能な額だったため、Petro Vietnamは銀行設立を計画。
同グループ役員によれば、他の案件から出資の依頼が多くある。
このグループは財政力が大きいだけでなく、最大の強みと言える「石油」があり、
2015年まで、全ての案件を実施するには1億ドルの調達が必要である。
PVFCは石油グループおよび各子会社の需要に対応するだけでも十分である。
これが、大手国営グループ、国営企業が資産管理会社を設立する原因となる。

外国資産管理会社は、このようなバックアップがないため、
ベトナム消費者に資金を貸し出すことに注目している。
Toyota Vietnam 資産管理会社によると、
商品開発には消費信用が重要視される。
たとえば、個人の顧客に対し、自動車(主にトヨタ製)の購入資金を
貸し出すことなどである。
フランスのSociete Generale代表によると、
ベトナム銀行は国内消費信用を重視した商品開発を行っていないので、
「ベトナムで開発するためにベトナム人を利用する」という方針を立てている
Viet SG 資産管理会社は、早急にマーケットシェアを拡大できるだろう。
ベトナム商業銀行は、信用成長率を30パーセント以下に制限されており、
外国資産管理会社の開拓の余地がまだ多くある。
消費信用については、主に顧客の安定した収入で借金が返済されるため、
不良債権となる可能性が低い。

専門家によると、資産管理会社の開発潜在能力はまだ大きいが、
容易なことではない。PrudentialはSociete Generaleの前に
資産管理会社設立の許可を得ていたが、すぐに活動できなかった。
ゴム資産管理会社も不良債権が多く、政府により調査を受けている。
Vinaconex建設輸出入株式会社(Vinaconex)の株主総会では、
多くの株主が資産管理会社へ資本金1兆ドンを出資することに反対。
理由は、投資により資金力が分散し、この不況下に他社と競合できなくなるからだ。


Vneconomy.net  2008年8月4

« GMC 予備ファンド用株式購入申請 他 | メイン | 大手国営企業 2009年に民営化 »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。